声優に特化した芸名の決め方5ステップ | 人気声優の芸名を徹底的に分析した結果

アイリンク国際特許商標事務所による、芸名の決め方講座です。今回は声優の芸名の決め方についてお話します。

アニメ大国とも言える日本には多くの人気声優が活躍しています。憧れの声優に影響を受け、声優になりたいと考える人も年々増加していると考えるのが自然でしょう。

ところで、声優の芸名についてはどのように決めるのが一般的なのか、声優の芸名の決め方についてはあまりイメージできない方もきっと多いのではないでしょうか。

というわけで今回の記事では、

  • 声優の芸名の決め方成功例5選
  • 芸名を決める上で注意すべきこと
  • 売れる声優の芸名の共通点
  • 声優の芸名の決め方

以上の内容で、声優の芸名の決め方について解説します。

ぜひ参考にしてみてくださいね!

声優の芸名の決め方を工夫して生まれたネーミング成功事例5選

声優の芸名の決め方について考えるには、まずこれまでに成功している声優の芸名に注目する必要があります。

ここでは、ネーミング成功事例を5つ挙げて紹介していきましょう。どのような特徴があるのかについても合わせて解説していきます。

1.花江夏樹

出典:アニメアニメ.jp

大人気アニメ「鬼滅の刃」で、主人公竈門炭治郎の声優を務める花江夏樹(はなえなつき)さん。

なんとなく字面が美しく、一度見たら記憶に残る美しい芸名が特徴的です。

下の名前「なつき」は本名だそうですが、「はなえ」は本名ではなくご本人が候補として挙げた苗字から事務所が選んだものだそう。

一見あまりインパクトのない名前のようにも思えるのですが、やはり目で見た時の印象が強く、エンドロール上で映えていますね。

2.水田わさび

出典:青二プロダクション

今も昔も安定した人気を誇る「ドラえもん」の声優をつとめる水田わさび(みずたわさび)さん。

大山のぶ代さんの声のインパクトがあまりにも強く、「ドラえもん=大山のぶ代さん」だったこともあり、そのプレッシャーも並大抵ではなかったでしょう。

見事そのイメージを覆し、立派にドラえもんをつとめる水田わさびさんの芸名ですが、こちらは苗字も名前も芸名だそう。

三重県の田舎育ちだという水田さん。水と空気の綺麗な村で育ち、実家の前にはわさびが生えていたことから「水田わさび」に芸名を決めたというエピソードがあります。

ひらがなの「わさび」はとても印象に残りやすく、子供でも覚えやすい芸名。「水田」の漢字も難しくなく、小学校低学年でも読むことができそう。

まさに、ドラえもんの声優の芸名にぴったりのネーミングですね。

3.TARAKO

出典:アニメイトタイムズ

TARAKO(たらこ)さんと言えばちびまる子ちゃんです。まる子役の声優をつとめるTARAKOさんの声はとても独特で、一度聞くと忘れられないほど印象に残ります。

芸名のTARAKOの由来は、学生の頃「サザエさん」に登場するタラちゃんのようなしゃべり方だと周りから言われていたことに由来しているそう。いつの間にかお友達からも「タラ」と呼ばれるようになったとか。

声優の芸名が学生時代のニックネームをローマ字表記にしたもの、というのもなかなか面白いケースですね。

意外とローマ字表記の声優の芸名は多くないのもあり、TARAKOさんの芸名はとても目立って目を引きます。

4.茶風林

出典:アニメイトタイムズ

茶風林(ちゃふうりん)さんは、代表作が絞り込めないほどたくさんの大役をつとめている声優のひとり。

ちびまる子ちゃんの永沢くん、名探偵コナンの目暮警部、そしてサザエさんの波平役など、本当に多岐にわたる活躍で驚いてしまうほどです。

そして、芸名についても大変気になるところ。茶風林という芸名の由来はなんと喜劇王「チャップリン」。チャップリンを当て字で漢字に変換したものが茶風林だったのです。

声優の芸名には「本名かな」と思わせるものが多い中、あきらかに芸名であることがわかる茶風林というネーミング。1度目にしたら2度と忘れることができないほどのインパクトがあります。

5.松岡禎丞

出典:シネマトゥデイ

代表作は今大人気の「鬼滅の刃」に登場する「嘴平伊之助(はしびらいのすけ)」の声優をつとめる松岡禎丞(まつおかよしつぐ)さん。

かなり難しい漢字「禎丞」がとても印象的ですね。なんとなく鬼滅の刃のアニメのイメージとマッチしていて記憶に残りやすくもあります。

実は松岡禎丞さんの名前は本名であると言われていますが、このように本名をそのまま芸名にするケースも少なくないのが声優界。

特に、字面の良い名前であればエンドロールで名前が表示されたときにパッと目に止まりやすいため、そのまま芸名として使用する声優さんも多いようです。

声優の芸名を決める前の注意すべきポイント

声優の芸名の決め方について知る上で、忘れてはならない重要なことがあります。

それは、芸名は商標登録をするべきということ。

商標登録をしておくことで、他社からあなたの芸名が重複して使用されるリスクを回避できますし、万が一使用されたとしても法律の力で対処することができます。

ちなみに、芸能人の中にも「芸名を商標登録していなかったためにトラブルを招いた」ケースがあります。

有名なのが能年玲奈さんの事例。

能年玲奈さんは2016年に芸名を「のん」に改名していますが、このことを知らない人も少なくありません。なぜなら、そのくらい「のん」の芸名が浸透せず「のん=能年玲奈」と認識されないままだからです。

芸名を変えてからあまり活躍の場を目にする機会がない能年玲奈さん、一部では「干されている」などとも言われています。

「能年玲奈」という名前は実は本名!かなりレアな名前ですが、正統派美人な彼女のイメージに、「のうねんれな」という流れるような美しい音の名前がぴったりとマッチしています。

なぜ能年玲奈さんが「のん」に改名したのか、その理由は事務所とのトラブル。以前所属していた事務所を去る際に、事務所から「能年玲奈の名前で今後芸能活動をしないように」と言われたことにより、改名を余儀なくされています。

本名なのに改名せざるを得なくなったなんて信じ難い事例ではありますが、商標登録をしていれば回避できたトラブルの代表例でもあります。

本名をそのまま芸名として使用する場合も、芸名を今後新しく考えていく場合も、決定したら商標登録はマスト。

商標登録については、専門家の力を借りることでスムーズに手続きを進めることができます。

人気声優の芸名の決め方には4つの共通点がある

人気のある声優の芸名を紹介しました。皆それぞれに、特徴的な芸名だったのは確かですが、全く異なる5つの芸名にも共通点はあります。

ここでは、人気の声優の芸名に共通するポイントを4項目に分けて解説していきます。今後芸名を考える際のヒントになる重要なポイントとなるため、しっかり理解を深めておきましょう。

1.文字で見た時の字面が良い

声優という職業は、本人がメディアに露出する機会がそう多くありません。声優の芸名が最も人の目に触れるのは、アニメのエンディングで流れるエンドロール上。

声優の名前がずらりと並んだエンドロール上では、やはり印象に残る芸名とそうでない芸名があるもの。

今回取り上げた5つの芸名は、いずれも字面にインパクトがあり、パッと目に止まりやすいです。

TARAKOさんはローマ字であるだけで目立ちますし、茶風林さんの名前はたった3文字なのにとても目を引きます。

文字で見た時に「ん?」と興味を惹くような芸名こそ、声優の芸名としてぴったりのネーミングだと言えます。

2.他に似た芸名がない

商品名や会社名などにも同じことが言えますが、他に似たような名前のものが世に出回っていれば、その名前は避けるべきです。

なぜなら、見る側が混乱してしまいますし、覚えづらくなってしまうからです。

せっかく興味を持ってインターネットでその声優の芸名を検索しようとしても、「似た名前の他の芸能人」が先に検索結果に表示されてしまうこともあるでしょう。

人気の声優の芸名は、いずれもオリジナリティがあり、他に似たものがないのも特徴のひとつです。

3.記憶に残りやすい名前

一度その名前を目にしたらずっと頭に残る、一度耳にしたらなぜか忘れられない、そんな芸名ならネーミングとしては正解です。

人気のある声優の名前は、字面もしくは名前の響き(もしくは両方とも)が記憶に残りやすいのが特徴です。

記憶に残りやすいということは、人の記憶にどんどん刻まれていくということ。さらには人から人へと伝わり一気に浸透していきます。

間違えてしまいやすい名前や、長すぎて覚えられないような名前だと、記憶には残りづらくなるため注意する必要があります。

4.子供でも覚えやすい名前

これは全ての人気声優の芸名に共通することとは言えませんが、子供にとっても覚えやすい芸名であることもポイントのひとつ。

アニメを見るのは大人ばかりではなく、そこには多くの子供たちがいるわけです。TARAKOさんや水田わさびさんなんかは、子供でも「たらこ」、「わさび」などと覚えやすい単語が含まれているため有利です。

多くの声優が本名もしくは本名のような芸名を使用していることを考えると、あえて子供が覚えやすい単語を含む芸名を考えてみるのも良い方法であると言えます。

売れる声優の芸名の決め方5つのステップ

いよいよここからは、声優の芸名の決め方について解説していきます。

声優の芸名の決め方は大きく以下の5ステップに分けられます。

  1. 芸名の理解を深める
  2. 芸名に関連するキーワードを列挙
  3. 5つの発想法で芸名の候補を考える
  4. 商標登録が可能かチェックする
  5. 認知した際のバズり方を考える

では、それぞれのステップについて詳しく解説していきましょう。

1.芸名の理解を深める

芸名を考えるにあたり、この先キーワードを列挙する必要があります。それに備えて、まず初めに声優の芸名にどのような意味を込めていくのか、あなたの目指す声優像のイメージを明確にしていきます。

考えるべきは以下の5つの要素。それぞれ書き出しておくと、このあとのプロセスがスムーズに進みます。

▼芸名についての理解を深める5つの要素

芸名理解の要素リサーチすべき事項
1.コンセプトどのような声優として売り出すのか
2.最大の売りポイント他の声優にはない自分だけの強みは何か
3.特徴声優としての特徴
4.活躍の場どのようなジャンルの声優になるのか
5.ファン層ファンの年齢層・性別

上記を明確にすることであなたのイメージする声優に対する理解が深まり、改めて何を重視すべきかが見えてきます。

2.芸名に関連するキーワードを列挙する

先ほどのリサーチで見えてきたことがらに関連するキーワードをたくさん羅列していきます。

「最終的に芸名にしやすいキーワードでなければならない」と考えすぎてしまうとなかなかキーワードが浮かびにくくなるため、この段階ではあまり深く考えずに列挙していくのがポイントです。

例えば生まれ故郷をイメージさせる言葉を使いたいとしたら、その地方の代表的な方言や名産物の名前などをずらりと並べてみる、というような形で進めていきます。

3.5つの発想法でキーワードを声優の芸名にする

キーワードが集まったら以下の5つの発想法を試し、芸名の候補を作っていきます。

これらの発想法を試せば候補は複数出せるようになります。

1.キーワードとキーワードを掛け算する

例えば、自分の名前と故郷をイメージさせるキーワードを掛け算するとします。

自分の名前が例えば「ケンタ」だとして、生まれが福岡だとします。

この場合は、ケンタという名前に「福岡の名産物や福岡に関連する用語」を掛け合わせていきます。太宰府天満宮に思い入れがあれば「太宰ケンタ」にする、というように数々の芸名候補を挙げていきます。

2.キーワードの一部を半濁音に変化させる

アニメの多くは子供をターゲットにしたものですが、子供や若い世代に特に好まれると言われているのが半濁音。

半濁音とは「パピプペポ」のことです。たしかに、これらの音が含まれると一気に子供受けする言葉の響きになりますね。

ちなみに、大人受けの良いネーミングは濁音を含むものと言われています。濁音は「ダ、ド、ガ、バ」のように濁る音のこと。

大人向けの作品の声優として活躍されたい場合は、濁音に意識してみるのもありでしょう。

3.キーワードを略してみる

いつの時代も略語は流行る傾向にあります。人の名前も略されることが多く、「マツケン」、「キムタク」のような略し方は定番とも言えますね。

複数のキーワードを繋げて、短く省略して繋げてみるのもひとつの方法。略してみてしっくりくる芸名があれば、その芸名も候補となります。

4.キーワードを逆から書いてみる

海洋深層水を使用したミネラル飲料『MIU(ミウ)』のような商品名もあります。海(ウミ)を逆にするとミウ、それをローマ字で表すという流れです。

このように、キーワードを逆から書いてみることで新しい芸名にたどり着くこともあります。ローマ字にして逆読みすると、全く違うように読めることもあり、新たな発見に繋がることは少なくありません。

5.思いつかない時はクラウドソーシングを活用する

いくつかキーワードを絞っておく必要がありますが、「どうしても無理だ、、」と思った場合にはクラウドソーシングを使って募集する方法もあります。

▼主なクラウドソーシングサイト

声優の芸名は自分自身の代名詞。

自分自身でこだわり抜いたネーミングにしたいと思う気持ちもあるかもしれませんが、公募を募ると思いがけず良いアイデアに巡り会えることもあるということも覚えておいてくださいね。

4.商標登録が可能か確認する

先ほども能年玲奈さんのケースを例に出しましたが、芸名は商標登録をしておくことが非常に重要となります。

そのため、候補に挙げた芸名が商標登録可能かどうかを事前に確認しておく必要があります。

商標登録とは、商品の目印(商標)を守る国の制度のもと、その目印(商標)を国に登録しておくことを意味します。商標登録されている商品名は、国から商標権を与えられており、その権利によって守られています。

特許情報プラットフォームで、候補としている芸名を検索すれば、同じ名前や類似している名前がないか調べることができるので必ずチェックしておきましょう。

5.ファンに認知された際のバズり方を検証する

バズるかどうかは声優業として重視すべきポイント。

芸名がファンの間でバズれば、あなたの声優としてのキャリアは一気に飛躍します。

バズる芸名のポイントとしては、

  • 人から人へ伝わりやすい(言いやすさ・覚えやすさ)
  • SNSで拡散されやすい(タイピングのしやすさ)
  • ネット検索で結果が確実に表示される(類似した名前がない)

声優の仕事は主にアニメ。ゲームの場合もあるでしょう。いずれにせよ、考えられるのはSNS上・ネット上の拡散です。

せっかく認知されつつあるのに関わらず、スマホでタイピングするのが面倒な芸名や、似た名前が他にある芸名だと、バズるものもバズらないので注意が必要。

候補となる芸名が、「覚えやすく、ネットでも検索しやすい」かどうかは客観的にチェックしておくべき。あなた自身だけではなく、友人や知人の力を借りて客観的に判断できるようにしておくと良いです。

まとめ

今回は、売れる声優の芸名の決め方について解説しました。

声優の芸名を決める際のポイントを再度こちらにまとめておきましょう。

  • 字面が良い
  • 他に似た名前がない
  • 記憶に残りやすい
  • 子供でも言いやすく覚えやすい

売れている声優の芸名を見ると、上記の条件に当てはまっているケースが非常に多いです。

声優としてのキャリアを積み上げていくにあたり、芸名はとても大事なあなたの看板となります。時間をかけて、じっくり考えてみてくださいね。


いかがでしたか?

声優としての名前の決め方でお悩みのあなたに、ぜひお役に立てればと思います。

決定した声優名は忘れずに商標登録をすませ、他人から悪用されることのないようにしておきましょう。

ネーミングや名前に関するお悩みがありましたら、私共、「断らない商標事務所アイリンク」にお気軽にお問合せください。

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