商品名を占いだけで決めるべきではない3つの理由と対処法

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商品名を決める際に『占い』を利用する方がいます。

確かに、占いは一つの検討材料になりますが、占いだけで商品名を決めても売れる商品になることが約束されたわけではありません。

今回は、商品名だけで占いを決めるべきではない3つの理由と対処法についても具体的に解説していきます。

 

商品名を占いで決めてしまう時の心理状況2選

1.商品名を決める最後のきっかけが欲しい

商品名の候補を論理的に決めた上で、占いを最後の決め手に使う場合があります。

結論から言うと、候補から最終的に選ぶ商品名を決める判断材料に使うのはアリです。

きちんとマーケティング視点のロジックを持って候補をいくつか絞り、その上で占いを使って最終的な商品名を決めれば、明らかに変な商品名になることもありません。

不確定要素の強い占いに頼りすぎるのではなく、明確な理由を持ってネーミングを決め、占いを後押しに使う方法は占いの活用としては良い例です。

 

2.商品名の決め方が分からない

商品名の決め方が分からない場合に、初めから占いに頼って決めてしまう方もいます。

確かな商品名の決め方が手元にないので、占いこそが確実な道標になると考えるパターンです。

商品名を占いだけで決めてしまうと、

  • 本当にアピールしたいポイントがかすむ
  • 商品のイメージとかけ離れたネーミング

などのリスクがあります。

占いに100%依存して決めることで、商品価値が伝わらないネーミングになるのであれば本末転倒です。

 

商品名を占いだけで決めるべきではない3つの理由

1.売れている商品を占っても悪い結果が出るから

占いが必ずしも正しいと言えるなら、ロングセラーのヒット商品は確実に運気が良いと診断されるはずです。

例題として、日本人なら誰もが知っている『熱さまシート』を占ってみました。

参考:商品名占い

上記の結果を見ると分かるのですが、お世辞にも良い結果とは言えませんでした。

それでも熱を出した時に何を買うかと考えれば、『熱さまシート』が真っ先に浮かぶはず。

売れる商品と占いの結果は、明確に相関関係があるとは言えません。

 

2.売り上げはマーケティング軸で決まるから

商品名は、マーケティング視点で重要な役割を果たします。

なぜなら、商品名が認知されやすいかどうかで、大きく売り上げに影響するからです。

先ほどの『熱さまシート』の例題で考えてみましょう。

『熱を冷ます』という時に1番に思い浮かべられる熱さまシートは、額を冷やすシートとして売り上げトップをキープしています。

商品名の印象で、商品の第一印象が決まると言っても過言ではありません。

ターゲットに刺さるように狙って決める必要があります。

 

3.商品名の改善がしにくいから

商品名は一度決めてしまえば滅多に変えることはないものです。

そのため、商品名を決める際には心から納得のいくものにする必要があるのは言うまでもありません。

占いを元に商品名を決めてしまうと、万一商品名を変更しようと考える際にも、占いの結果に振り回されるため根本的な改善を図ることができません。

常に「占いで良いとされる商品名」の範囲内でしか商品名を考えられないとなると、改善するにもかなり狭い範囲内で検討することになってしまいます。

 

商品名を占い以外で決める方法4ステップ

1.商品の理解を深める

商品名を決めるためには、商品に関して深く理解しておく必要があります。

商品理解を深めるために必要な要素をまとめておきます。

 

 

商品を上記5つの要素で捕まえることで、その商品のことがより深く理解できるようになります。

ここで、使用用途と商品の概要が即座にイメージできる「熱さまシート」を例に挙げてみましょう。

  1. 商品の成り立ち→熱が出たときにサッと貼ることができる便利なシート。濡れタオルや氷のうは面倒と感じる人にこそ常備しておいてほしい。
  2. 機能→熱を下げる
  3. 形状→シート状で粘着性がある
  4. 利用シーン→主に自宅で使われる
  5. ターゲット→子供から大人まで誰でも

このように、項目ごとに特徴を挙げていくことで、商品に対する理解が深まり、アピールしたいポイントが浮き彫りになります。

 

2.商品に関連するキーワードを列挙する

商品に関連するキーワードをひたすら出し尽くしてみます。

熱さまシートの商品名を考える際に、もととなるキーワードは

  • 解熱
  • 熱さまし
  • 冷たいシート

などでしょう。

これ以上思いつかない、となればWEB上で用語を検索してみるとさらにたくさんのワードが見つかります。

また、『共起語検索ツール』を使って関連する用語を調べてみるのも良いです。

共起語検索ツールでは、検索ワードに関連する、頻繁に一緒に検索されるワードが見つかります。

 

3.キーワードを商品名にする5つの発想法を試す

キーワードを出し尽くしたら、集まったキーワードを元に商品名を考えていきます。

このとき役に立つのが以下の5つの方法です。

1.キーワードとキーワードを掛け算する

先ほど例に挙げた熱さまシートのネーミングは、「熱さまし」と「シート」の組み合わせです。

熱さましシートとするよりも、「し」を1つ取り、「熱さまシート」とした方が読みやすく語呂が良いのは明らかです。

このように、キーワードとキーワードをひたすら組み合わせることで、商品名として良さそうなワードに出会えることがあります。

 

2.キーワードの一部を擬音・半擬音に変化させる

擬音(ガ行、ザ行、ダ行、バ行)や半擬音(ぱぴぷぺぽ)を商品名に含めることで、親しみやすく興味を引きやすい商品名を作りやすくなります。

顧客の層に合わせて擬音と半擬音を使い分けると良いです。

▼ターゲット別の使い分け
  • 濁音:大人向け
  • 半濁音:ファミリーや女子高生向け

「パピコ」は半擬音を使ったネーミングの良い例ですが、パピコの名前は「パ行」を使うことで明るいイメージになることから決まったそう。

特に意味はないネーミングでもこれだけ長い年月人々に愛されているのは、半濁音を取り入れ親しみやすさを追求したことが功を奏した証拠です。

 

3.キーワードを略してみる

今も昔も流行する言葉の多くは略語です。

その証拠に流行語大賞でも略語は多くノミネートされていますし、最近では「3密」の略語が正式な文書やニュースでも使われています。

キーワードの組み合わせから略語を作る方法が難しければ、頭文字を取る方法もあります。

マクドナルドがエッグチーズバーガーを「エグチ」、バーベキューポークを「バベポ」にしたのは衝撃でしたが、これは典型的な略語の商品名です。

略語は言いやすく、覚えやすいメリットもあるため、チャレンジしてみると良いです。

 

4.キーワードを逆から書いてみる

キーワードを逆から書いてみることで、新しい発見がある場合も多いです。

ロングセラーの子供のおやつ「ビスコ」は、もともと「酵母入りビスケット」のコンセプトを「酵母ビスケット」、「コウビス」これを一部逆読みして「ビスコ」に落ち着いたそう。

このように、全てを入れ替えるのではなく、一部を逆から書いてみる方法もあります。

 

5.思いつかない時はクラウドソーシングを活用する

商品名を決められないときには、クラウドソーシングを使う手もあります。

コンペ方式で多数のアイデアを集めることができるため、これまで思いつかなかった新しい案に出会えるのがクラウドソーシングの魅力。

 

▼主なクラウドソーシングサイト

上記2サイトで募集をかけてみると、短期間で多数のアイデアが得られるため、自力で考えることに限界を感じたらぜひ試してみてください。

 

4.認知経路からバズるか検証する

商品名をどのようにして知ってもらうのか、その認知経路を考えた上でバズるかどうかを検証することが大事です。

今の時代も以前と変わらず「チラシ」などの紙媒体で商品を認知する層もいれば、YoutubeやTwitterで情報収集する層もいます。

 

 

認知経路は年齢によって傾向が強く出やすいもの。

商品を購入するであろうターゲット層に合わせた商品名を考えましょう。

パッと見たときに興味を惹かれるかどうかが重要であり、認知経路ごとに表示のされ方も異なるのがポイントです。

それぞれの認知経路で商品名がどう見えるか、バズるかどうかを検証する必要があります。

 

まとめ

今回の記事では、占いだけで商品名を決めてしまうリスクと、商品名を決める際に役立つアイデアの出し方について解説しました。

占いは最終的に2つの案のうちどちらで決定するかを決める際などにはもちろん有効な手段ですが、占いのみに依存した決め方にはデメリットがあることを理解しておかなければなりません。

ここで紹介した方法を全て試すことで、数え切れないほどのアイデアが思い浮かぶはずです。

多くの人から長年愛される商品名を考える際にぜひ試してみてくださいね!

 

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    タテイシ リョウ
    ティール株式会社 取締役COO。マーケティングアナリスト。 年間1万点以上の商品名やサービス名を研究し、マーケティング視点からバズるネーミングを研究しています。再現性のある『売り上げが上がるネーミング』が強み。裏付けとなるデータやロジックから売り上げに繋がるネーミングノウハウを配信しています。